2021 東京大学(理系) 数学 大問2 解答&解説
こんにちは。もりすです。
今回は、東京大学(理系)の大問2の解説を書いてみました。
大問2は複素数平面(数学Ⅲ)に関する問題ですね。
※ 東京大学では,問題文の2次利用は制限されていますので,解答のみの掲載となります.
過去問が公式HPから公表され次第,URLを添付します.それまでは,各予備校または新聞社のURLから問題文を見てください.
私の解答
(1)
より,
①を②,③に代入して,
これを解いたものと①を合わせて,
…(答)
(2)
ここで,複素数の実部を,虚部をと書くことにすると,
,,とすると,
と書ける.
については に注意して,以下の通り.
あとは,これに を加えて移動させればよい.
…(答)
いかがでしょうか.
解いた感じ,東大では標準の問題かなと思いました.
(1)の連立方程式は,複素数や新たな文字 が絡んでくるので,計算ミスを誘発しやすいところでもあります.落ち着いて計算を進めましょう.
(2)はベクトルを使うと解きやすいかなと思います.複素数平面とはいえど,座標平面のように考えることができるのが複素数平面の特徴でもあります.座標平面のように考えると,ベクトルを使う考えが思いつきやすかったのではないでしょうか.
変数が3つ以上あるベクトル方程式の領域を描くときは,わかりやすい2つから考えて,1つずつ増やして図形を増やしていくと解き進めやすいです.
ここまで見ていただきありがとうございました。
それでは,大問3以降は次回の記事で.